モノにはストーリーがある

気づき

こんにちは。

モノにはストーリーがあるって思ったことありませんか?

例えば
私が両親の家を設計した時に、今は亡き祖母が「家を建てる時に使うように」と育ててくれた木材を何か所かに使用しました。玄関やデッキの柱として、またこの家の要の大黒柱として、全て目に見えるような形で取り入れました。
この背景を知らない人にとっては、何の変哲もないただの柱として目に映っていると思うのですが、私達にとっては祖母が残してくれた想いのこもった柱となっています。

また、お友達や恋人と買ったお揃いのモノなどはどうでしょうか?
きっと「離れていても一緒に居てくれる」、なんとなく「繋がり」を感じられる特別なモノになっているのではないでしょうか。

あるいは、作家さんのモノ。
その作家さんが作るものが欲しいと思う事ありますよね。
それはただ単にモノではなく、「その作家さんが作ったから」という部分も大きく影響しているかと思います。

私もアクセサリー制作をしているのですが、以前購入してくれた友人が
私が作ったものだから、より嬉しいんだよ
と言ってくれたことがあったのですが、その言葉はとても嬉しかったです。
購入してくれる時にそんな風に思ってもらえたら、とても嬉しいです。

私にとっては小鹿焼の器もそうですね。
どんな環境で、どんな職人さんたちが作ってくれているのか。
「一子相伝で300年以上もの伝統を守りながら作られている」ことを知ると、より尊敬と愛着が湧いてきます。

フェアトレードのモノはどうでしょうか。
働いている人が正当な賃金をもらい、環境が守られる。人々が幸せで暮らしていける。
そんなことも考えたりできるのではないでしょうか。

モノが生まれて、自分の手元にやってくるまで

改めて考えてみると、
モノはただ単にモノだけではなく、自分にとっての『特別なモノ』になっているのではないでしょうか。
より大切に、愛おしく感じられるのかもしれません。

モノにはストーリーがある
ひとりひとり感じ方、受け取り方は違うと思います。
自分なりのモノのストーリーを感じてみませんか?

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